「鬼平犯科帳(六)」池波正太郎
「猫じゃらしの女」の伊三次が微笑ましい。あと「狐火」のおまさ。ううーおまさなんて男運が無いんだ、とちょっと悲しい気分。そりゃ鬼平の密偵でいることも、おまさにとっては幸せだろうけど、惚れた男と所帯を持って堅気に暮す方がいいだろう。それがねえ、流行り病で亡くなってしまうなんてねえ。んー。なんかさ、おまさを話しに戻す為のあれなのかなあって思った。おまさ切ない。「大川の隠居」の鬼平がちゃめっけがあるというかイジワルと言うか。印象に残る話ばかりでした。
- 作者: 池波正太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/05/10
- メディア: 文庫
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