2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「ウンココロ」寄藤文平・藤田紘一郎

感想は後程。ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ作者: 寄藤文平,藤田紘一郎,寄藤文平,藤田紘一郎出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2005/04/16メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 147回この商品を含むブログ (101件) を見る

「徳川慶喜家にようこそ」徳川慶朝

感想は後程。わが家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の横顔 徳川慶喜家にようこそ (文春文庫)作者: 徳川慶朝出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/09/02メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 55回この商品を含むブログ (19件) を見る

「悪魔のラビリンス」二階堂黎人

前回読んだ「人狼城の恐怖」が「んー」だったので、短いのはどうだろうとこれに挑戦。二話入っているのだけど(三話目は次へのイントロみたいな感じだったので、カウントせず)、んートリックは面白いのだけど、やっぱりなんか終わった後に「スッキリ」とい…

「御宿かわせみ(五)」平岩弓枝

「奥女中の死」って話のお勝という女性が切ないというかなんというか。見てくれにも恵まれていて、家も裕福で、御三家奥向につかえて、人が見たらうらやましいと思う要素が沢山有りながらも、運が悪かったというか、人を道連れにして自害。そのお勝の気持ち…

「ネコのヒゲは脳である」島田雅彦・養老孟司

えらく島田さんがてんぱった事を言ってるなあと思って読んでいたら、それもそのはずかれこれ20年前の対談(というかレクチュア)だった。養老さんの解剖学についての話を、ほうほうと読むばかり。間抜けな感想でなんだが「人の体って不思議ねー」だ。こうい…

「エデンの命題」島田荘司

ニ話収録で本のタイトルにもなっている「エデンの命題」はクローンと聖書、もう1つの「ヘルタースケルター」は戦争と脳とベトナム戦争をテーマ(というとは少々違うだろうが)にしてるので、暗いし重たい。メジャーな御手洗も吉敷も出てこない。が、読みや…

「対話」幸田文

幸田さんの随筆は好きなのだけど、なぜかこれは読みすすめるのが難しかった。対談者の誰もが「あの露伴先生のすごさ」と「さすがはそのお嬢さん」みたいな話ばかりだったからか。30年前の美輪様との対談だけは大変に面白かった。幸田さんの方から積極的に話…

「面白半分」宮武外骨

読み始めて数ページ、「そんなのは私でも気が付くよ」な事を、乱暴な言葉で乱暴な事を書いてあっても、ひねりが無いように感じで、面白いと思えなかった。ので数ページでストップ。

「快楽急行」島田雅彦

素敵な小説な小説を書けるというだけでもすばらしいのに、物を考える事に長けていて、各方面への知識が豊富で、女性に対して非常に紳士で、冗談が利いて、自分のしたい事をさらっとできるだけのお金は持っていて、おまけに男前というのは、いささか出来過ぎ…

「御宿かわせみ(四)」平岩弓枝

「夕涼み殺人事件」に出てくる伊兵衛と「鴉を飼う女」に出てくる染蝶という女が印象的。前者はあまりにも憎たらしい畜生だから、後者は東吾にほだされて話をしてしまったせいで、あっさり殺されちゃって不憫だから。染蝶という名前が気に入ったからというの…

「男のリズム」池波正太郎

世の男性にも是非読んで欲しいと思った。少々辛抱しても(見栄をはっても)カッコイイところを見せる気概のある男性が増えたら、それに伴って素敵な女性も増えるのに、と。食べると言う事に非常に気を配ってる人なのだなあというのも改めて思った。池波正太…

「不思議旅行」水木しげる

戦争に出ていた頃の話しや、周りにいる変わった人の話や、霊的な不思議な出来事の話など、ものによっちゃあ随分とイジワルな人だなあと思えたり、いやいやそれっておかしいでしょう!な、えらく度を越したような話が沢山出てくるけど、なんかこう飄々と書か…

「御宿かわせみ(八)」平岩弓枝

この巻はもう表題にもなってる「白萩屋敷の月」にかぎる。 「白萩屋敷の月」というか、それに出てくる香月という女性と言うか。この女性、若かりし頃に東吾の兄の通之進に惚れるがそい遂げる事ままならぬまま、別の随分と年上の男と結婚する訳だ。通之進も憎…

「人狼城の恐怖 第四部 完結編」二階堂黎人

全四部読み終わっての感想は「長かったな…」だ。色々な状況設定は華々しく、宗教だの史実だの幅広く絡めた割にはオチが単純というか。単純というと言い方があれだな、犯人の気持ちが大雑把って気がしたな。お城の作りのトリックとか、二つの城を同じ人間が変…

「人狼城の恐怖 第三部 探偵編」二階堂黎人

「これってちゃんと読まないといけないのか」というような長い説明が多くて、そういう説明の時は正直ちょっと飛ばした。第三部ではやっと探偵の二階堂蘭子が出てきたのだが、蘭子シリーズを始めて読んだ私は蘭子のキャラ設定にちょっとがっかり。眩しいよう…

「御宿かわせみ(三)」平岩弓枝

この巻の中の一番は「女がひとり」。幼馴染みで優しく一緒になれば幸せになれるだろう男と、男前だけど女にたかって生きてるような一緒になれば不幸になるだろう男の二人ともに心を寄せてしまい、あげくどちらとも約束をしてしまうが、馬鹿男のために体を売…

「御宿かわせみ(1)」平岩弓枝

NHKのドラマを見て読み始めたけど、思った以上に面白かった。るいの設定が22歳というのはびっくりした、って事は東吾は年下だから二十歳そこそこだ。テレビでは高島礼子と中村橋之助だったから、もっと大人の話かと思っていた。が、そのまま20前後の役者さん…

「日本仰天起源」荒俣宏

今まで二度か三度読むのに挑戦して、いつも半分も行かない所で挫折していたけれど、やっと完読。ひっかかりは面白げなんだけど、微妙にあきてきてしまう。どの話もさわりすぎるからか?。「厠、便所、トイレの起源とは」が一番面白かったな。南方熊楠と昭和…

「人狼城の恐怖 第一部ドイツ編」

もう人がバッタバッタとえぐい殺され方で死んでいくし、主人公であろうテオドールが最初はちっともなんともだったジャンヌを、後半いつの間にかあっさり両思いっぽくなってるのも「あれい?」だし、人狼になっちゃうってのもねえ、だし、最後は「オイオイこ…

「幽霊刑事」有栖川有栖

上司に殺された刑事が幽霊になって復活して(復活?)、唯一姿を見る事が出来た同僚の刑事とともに、自分を殺した黒幕を探していくと言うお話。幽霊になって出てくると言う設定は「そりゃないよなあ」と思いつつも、行動を共にしていく同僚との会話のテンポ…