「幽霊刑事」有栖川有栖
上司に殺された刑事が幽霊になって復活して(復活?)、唯一姿を見る事が出来た同僚の刑事とともに、自分を殺した黒幕を探していくと言うお話。幽霊になって出てくると言う設定は「そりゃないよなあ」と思いつつも、行動を共にしていく同僚との会話のテンポはいいし、話がどんどん進んでいくの読みやすいし面白かった。が、最後の犯人明かしをもうちょっとじっくり書いてもらってもいいな、なんて。あと警察署の前の喫茶店が麻薬の受け取り場所だなんて、いくらなんでもちょっとあれなんじゃ無いかと思った。今どきあり得なくもなさそうなのが余計に。
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/06
- メディア: 単行本
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