2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「剣客商売(三)陽炎の男」池波正太郎

「剣客商売」初挑戦。面白かった。次々に味のあるキャラクターが出てくるし、秋山親子や、小兵衛夫婦のやりとりもいい。つか小平衛そこまで年若い嫁をもらうとは、やりすぎじゃないのか。三冬も切なくてナイスキャラクター。そして全体的にエロい描写も多い…

「はやぶさ新八御用旅(一)東海道五十三次」平岩弓枝

「はやぶさ」シリーズ初挑戦。「御用帳」があるのをしらずに先に後のシリーズの御用旅を読んでしまった。長いシリーズの後のもので、もう承知の事のせいか、新八事体のキャラがあんまり書かれてなくて、イマイチ新八に興味が持てなかった。それでも小かんや…

「御宿かわせみ(二十六)長助の女房」平岩弓枝

表題の「長助の女房」が大変にいい。長助の頑張りが認められたのや、それに対しての周りの人間の優しい心遣いも素敵だし、なにより長助の女房の慎ましさと岡っ引きの内儀さんとしての賢さと、かわいらしさがなんとも。神林の殿樣を見てすっかり舞い上がって…

「スペードの女王」横溝正史

暗くて馬鹿馬鹿しくて、「そんなオチで終わるのかよ!」な感じで、面白かった。そりゃないぜ感が溢れれば溢れる程にグー。そんな気分で読んでいる横溝正史。はまぞうにジャケの写真が載っていないのが残念。スペードの女王 (春陽文庫)作者: 横溝正史出版社/…

「鬼平犯科帳(十四)」池波正太郎

感想は後程。新装版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫)作者: 池波正太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/09/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る

「御宿かわせみ(二十九)」平岩弓枝

表題にもなってる「初春弁才船」がいい話でいい話で。航吉の船が江戸にくる下りの辺りは、涙涙で「うえっうえっ」言いながら読んだ。かわせみのこういう話しが好きだな。「メキシコ銀貨」の麻太郎と源太郎の二人と、高山仙蔵との関係や、二人の若々しさも読…

「平成着物図鑑」君野倫子

あいうえお順に着物にまつわる小物やお店や、コーディネイトなんかを可愛らしく紹介してる本。自分がそれなりに着ている身としては少々ものたりない気もするけど、掲載している数が非常に多いので、これから着物を着てみたいという人にはかなり良い本ではな…

「Pの密室」島田荘司

「鈴蘭事件」も「Pの密室」も御手洗が小学生の時の話なのだが、自分が子供である事が世の中には説得力がない事を知ってて、そういう気持ちを表すシーンが中々切ないし、「Pの密室」では、自分が事件を解決する事が、必ずしも正しい事なのかと考え倦ねて迷う…

「御宿かわせみ(二十五)」平岩弓枝

好みのお話ぞろいでした。「冬鳥の恋」の兄弟の悲しさとか、「宝船まつり」の連れ去られた弟をと重なってしまい赤ん坊攫いをしてしまった姉と(源さんのお陰でお咎めなし!)、連れ去られたけど実は生きていて、その姉の話を知って会いに来た弟が、姉を不憫…

「スルメを見てイカがわかるか!」養老孟司・茂木健一郎

難しかった。途中何を話しているのかさっぱりわからなくなった。駄目な読者。スルメを見てイカがわかるか! (角川oneテーマ21)作者: 養老孟司,茂木健一郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/12/01メディア: 新書 クリック: 6回この商品を含むブログ (41件)…