「御宿かわせみ(二十九)」平岩弓枝

表題にもなってる「初春弁才船」がいい話でいい話で。航吉の船が江戸にくる下りの辺りは、涙涙で「うえっうえっ」言いながら読んだ。かわせみのこういう話しが好きだな。「メキシコ銀貨」の麻太郎と源太郎の二人と、高山仙蔵との関係や、二人の若々しさも読んでいて気持ちがいい。ナイス。