小説

「コルセット」姫野カオルコ

コルセット作者: 姫野カオルコ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/21メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (25件) を見る

「モロッコ水晶の謎」有栖川有栖

短編集。これ位のって読みやすいし、内容もダレなくていい。モロッコ水晶の謎作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/03/08メディア: 新書購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (108件) を見る

「スペードの女王」横溝正史

暗くて馬鹿馬鹿しくて、「そんなオチで終わるのかよ!」な感じで、面白かった。そりゃないぜ感が溢れれば溢れる程にグー。そんな気分で読んでいる横溝正史。はまぞうにジャケの写真が載っていないのが残念。スペードの女王 (春陽文庫)作者: 横溝正史出版社/…

「Pの密室」島田荘司

「鈴蘭事件」も「Pの密室」も御手洗が小学生の時の話なのだが、自分が子供である事が世の中には説得力がない事を知ってて、そういう気持ちを表すシーンが中々切ないし、「Pの密室」では、自分が事件を解決する事が、必ずしも正しい事なのかと考え倦ねて迷う…

「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」島田荘司

こういうミステリは非常に好み。人が死ななくて、トリックは凝っていて、登場人物に好きになれる人が出て来て、最後にちょっと「ホロリ」とくる。島田さんは最近グロいのも多いから余計にあれだ。セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴 (角川文庫)作者: 島田…

「百器徒然袋 風」京極夏彦

なにはともあれ榎木津の大騒ぎというか暴れぶりというか活躍ぶりが楽しい。百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/07/06メディア: 新書 クリック: 26回この商品を含むブログ (198件) を見る

「ロカ」中島らも

すっごい唐突に終わっちゃうなと思ったら、これは執筆中のもので、らもさんはもう亡くなってるんだな、と。なぜだか亡くなったような気がしてない自分。ミュージシャンが主人公の小説や漫画は、どうもなんとなく気恥ずかしいというか違和感があるというかで…

「流れる」幸田文

主人公が芸者の家にお手伝いとして入り、その中の人(玄人)を主人公(しろうと)が観察していくお話。梨花(主人公)の賢さとか目の良さとかが鼻につかなく、その家の騒ぎの渦中に巻き込まれないようにと客観的に見ていよう思いながらも、優しさをかけてあ…

「異邦の騎士」島田荘司 原書房

久しぶりに読み返してみたら、まあ随分と御手洗のキャラクターが最近のものと違っていてビックリ。こんな人でしたっけ?って。ずーっと続けて読んでいると少しずつ変わって行くから気がつかないのか。話のトーンは終始随分と暗くてなんとも気がめいるけど、…